どーも、前向き男です。
今回は『豊かさのパラドックス』についてお話します。よろしくお願いします。
パラドックスとは逆説という意味で、豊かさのパラドックスとは、モノが豊かになればなるほど心が豊かさから遠ざかることを言います。
こんな経験はないでしょうか?
例えば美味しい物を食べるほど、何かを食べて感動する事は減っていきます。モノを買えば買うほど、買い物をする事で満足することが少なくなっていきます。次から次へオモチャを買ってもらった子供は、喜びが薄れて最初に買ってもらったオモチャの扱いが雑になっていきます。
今の世の中は品物があふれていて、食べたいものがいつでも買える社会となり、本来はしあわせな世界のはず。しかし豊かで便利になったぶんだけ、現代人の幸福を感じる心が薄くなっている気がします。このままでは、何に対しても心が響かない無感動、とめどない欲望に追われる人間ばかりとなる可能性があります。
なので自分が大切にしているのはこの2つ。『原点』と『本当に必要なもの』を見返すようにしています。
『原点』は、経験や年齢を重ねるごとに感動や幸せを感じるレベルが上がっていく気がしますが、そんな時こそ初心を思い出す事が重要。今の状況が恵まれていて、小さなことに感動を見つけ、幸せを感じるレベルを下げようと思います。その方が笑顔が増える気がしませんか?
『本当に必要なもの』は、見栄で欲しがってるもの、他人が良いといってるもの、感動をもたらすありがたいもの、などをしっかり区別すること。これらの事を念頭において物事を決めていくと、自然と仕分けや優先順位の確認ができていきます。自分が何か買おうとしたり、行動しようとする時に1度自分に問いかけてみる癖をつけるとよいでしょう。そのおかげで、時間やお金の使い方をより有効活用できると思います。
今の現状に満足せずに上を向く事も大事ですが、たまには歩いてきた下を見る事も大事かなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
前向き男